メル友のhomepageに、「伊佐教授の社会学」と称して、一連のエッセーというか社会学

的なことを記している。せっかく書いたモノだから、自分のhomepageにも載せようと、

ここでもアップしてみた。

  

社会学1

 雪印の事件が泥沼化して居る(-""-;)これは、ひとえに彼らのいい加減さが招いた

食中毒事件であり、石川社長言うところの、「無念」などという言葉が出るような

事件ではない!こういう発言から察するに、事件の本質を加害者ではなく被害者と

いう認識で居ると思わざるを得ない。これが一番問題だろう。昔、同じ食品業界の

会社に居たモノとして、あの発言は信じがたい。この会社の存続が危ぶまれる事態

にまで発展するかもしれない。社員他の言動、対応もとうてい一部上場企業のそれ

ではない。真面目にやっている社員も当然いるだろうが、デフォルメされていると

はいえ、テレビで見る限りどうもたるんでいるとしか感じない。加えて、石川社長

曰く「赤字は生じない」という言葉にもまた腹が立つ(-""-;) 赤字云々よりも、今

は被害者、罹患者のことを考えるべきときなのに、まず経営ありきだから、彼には

到底、社会的な存在でもある一部上場企業の社長の資格はないだろう。辞めて当然。

でもその前に、きっちりとやることは終えてもらわねばなるまい。

しかし、、二週間後、教え子の結婚式があるのだが、新婚の二人はこの会社の社員

なのだ。こういう若い社員にはなんの罪もないのだが、いつも上層部のとばっちり

が若者にゆく。日本の縮図なのかもしれないが、この先どうなるのかな? 我々

第三者も、マスコミにあおられるのではなく、個々が冷静に対処してゆきたいモノだ。

2000.6月

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エッセー「ペットは心のオアシス」

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