社会学12 ニッポンの将来は?

11月の衆議院選挙を辛くも乗り切り、また政権をとった自民党そしてK首相・・・公明党という、宗教

  をバックにする政党の援助で成立したことが覆いようの無い現実だけに、なんとも情けない。

   イラクへ、自衛隊を派兵!することをB大統領に確約してきた、パフォーマンス大好きなK首相を頂く

  ニッポンだが、将来像がさっぱりつかめない? 未曾有の借金を抱えているということを、首相および

  国会議員たちは本当に理解しているのだろか? 立法と行政は違うぞ、などとは言わせない。ニッポンは

  司法以外はほとんど一致しているのだから。 若者の年金の納入が悪いと言うが(確かに40%未払いでは

  悪いとしかいえないが・・)将来もらえそうにない年金をどうして払う気になるだろうか?テレビでは

  訳のわからないコマーシャルで若者に訴えようとしているらしいが、あのようなCMで払う気になると

  考える官僚・行政だから、どうしようもないと言えるのだが・・。 年金制度改正!などと、これ以上に

  ないと思える小手先の変更で、庶民を苦しめる国会議員および高級(高給)官僚だが、いっそのこと、

  国会議員税および高給官僚税というものを提唱したいくらいだ。

   イラク派兵ということでは、ニッポンという国は、憲法9条という制約があるにせよ、出す出さない

  で喧々諤々の議論をした挙句、諸外国にはあきれられ疎んじられつつあるという現実を、どうして為政

  者がわかろうとしないのか、不思議である。平和憲法と如何に自慢したところで、その背景に軍事力が

  なければ、それこそ絵に描いた餅でしかないという現実を、どうして理解しようとしないのか?

  「私は戦争しません、軍備も全て放棄しました、だから他国の侵略はゆるしません!」いわば、それが

  憲法9条だ。喧嘩の弱いガキが声高に言ったところで、ガキ大将が許してくれるものか。個人で言えば

  体力・喧嘩の強さ、国家で言えば軍事力がなければ、外交など成立し得ないだろう。だから、ニッポン

  外交は弱腰だの、ポリシーが無いだのと言われるのである。国家にとって、軍事力というのは必要悪な

  のだと思う。ないに越したことはない。そのとおりだろう、しかし、これのない国家は、歴史上つぶさ

  れてきたのである。それが現実だ。理想論だけでは国家が運営できる訳はないのだ。憲法の前文をひい

  て、イラク派兵を正当化しようとしても無駄であろう。ねえK首相どの! どうしても派兵したければ、

  憲法9条を変えるしかないではないか。

   派兵に当たって、また面白いことをする日本だ。自衛隊の軍備を一々発表している?そんなことをす

  る国がどこにあろうか? 喧嘩の前に、自分の武器をひけらかしたら、それ以上の武器を用意されて、

  こてんパンにやられるという常識的な発想にどうして至らないのか?平和ボケといわれても仕方あるま

  い。自虐趣味のいたって強いニッポンマスコミに怖気づいて全て公表するのか? ニッポンという国は

  平和憲法があるのに、こんなことしようとしようとしてますよ!などと、いちいち諸外国に向けて発信

  するニッポンマスコミだからか・・ そんなときに、公明党K党首は、これも訳のわからないパフォー

  マンスで、イラク入りしようとしている。明日にも入るというが、入ってどうしようというのか?B大

  統領を気取ったところで、アメリカの軍隊は喜びはしないのに・・ 第一、B大統領は、極秘裏に行動

  したのに対して、かたやの無防備さアケッピロゲ(+。+) ほとんど理解不能、もしものことがあったら、

  そのようなくだらないことで大変な外交問題である。

   しかし、若者諸君! 君たちもいけない。上記のことを知ってか知らでか、変える唯一の方法は、

  言わないでもわかると思うが、選挙しかないのだ。若者の投票率の低さは、そういった全てを是認して

  いるではないかと言われても致し方あるまい。           2003.12.18

 

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