2005年は、7月から10月にかけてプレさるくを行う一方、本番の準備に追われる。
10月には、公式ガイドブックを発行し、市民が全国の知人にガイドブックを送って宣伝する「長崎からの手紙」キャンペーンを行った。12月には、全42コース(遊さるくを含む)を網羅した「さるくマップブック」(300円)を発売する。
06年1月には、公式ガイドブックをリンガーハット全店、ローソンと主要郵便局の九州内店舗に置いてもらい、2月にはテレビコマーシャルを開始した。
こうして本番を迎えるが、4月1日のオープニング当日はあいにくの雨。出足はいまひとつだったが、ゴールデンウイークに入ると予約が殺到し、1ツアー15名の定員をオーバーして、増便される事態が立て続けに発生。当初予定していた155本の通さるくが307本にまで増え、参加人数も3188人と予定定員を47%も上回る盛況となった。
その後も順調に推移し、長崎のまちをガイドとともに歩く集団が頻繁に行き来するようになり、またマップを片手に友人と散策する遊さるくも増えた。設定された42コースの全てを踏破した人も出始め、最終的には2028人に達した。最終的な参加者は、基礎イベント(さるく等)に加えて、各種イベントを含めると、1023万人となり、目標の960万人を上回った。
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