光電話は、光を利用したIP電話サービスです。
提供事業者は多々あり、NTT東日本・西日本では「ひかり電話」、KDDIでは「auひかり 電話サービス」、電力系事業者では「eo光電話」、「BBIQ光電話」などのサービス名称になっています。
通常のADSLのIP電話は、「050」で始まるIP電話専用の電話番号になりますが、光電話は一般加入電話と同じく0で始まり9桁の数字が続く「0AB〜J」番号を利用可能です。そして、現在利用中の一般加入電話番号をそのまま光電話で利用する「番号ポータビリティ」も可能です。尚、番号ポータビリティに伴いNTT加入電話番号を休止する場合は、NTTより休止工事費などが発生します。
光電話はIP電話ですが、通常は利用者同士で通話しても通話料が無料になりません(「BBフォン光」の場合は利用者同士の通話料が無料になります)。しかし、光電話の050番号サービスを提供している事業者(例:KDDI)もあり、050番号サービスを利用している場合は利用者同士の通話料が無料になります。
光電話は高速で安定している光回線を利用する為、一般加入電話並みの音声品質を確保します。そして、ADSLのIP電話では利用できない「110」などの緊急通報を利用することもできます。しかし、停電時に電話が使えないという問題はADSLのIP電話と同様です。停電時に光電話を利用する場合は、UPS(無停電電源装置)が必要となります。