インターネット料金比較の前に!【LEARN ISP!】

このサイトでは、カスタマーサポートスタッフ、そして光ブロードバンドサービスのテレホンアポインターなどに従事してきた解説者が、インターネット料金の考え方や、申込み時の注意点などを解説しています。

ADSL

ADSLは、アナログの電話回線(普通の電話回線)にデジタル情報を多重化して、インターネット接続をします。

ADSLは、電話で音声を伝えるのに使用する周波数帯域(0.3〜3.4kHz)よりも、高く広い周波数帯域を使用して通信する「DSL」技術の一種です。ADSLの「A」は「asymmetric(非対称)」を表しており、この意味は、一方の通信帯域を削ることでもう一方により大きな通信帯域を割り当てるというものです。通常ADSLでは、アップロードに相当する「上り(アップリンク」の通信帯域を削り、ダウンロードに相当する「下り(ダウンリンク」に大きな通信帯域を割り当てています。

通信速度は、下り1Mbps〜約50Mbpsと高速です。しかし、ADSLが使用する高い周波数帯域は電気信号の劣化が激しく、通信品質は保障されていません。利用場所からNTT交換局までの距離が長いほど速度が低下し、また電磁波などのノイズ干渉によっても速度が低下します。NTT交換局との距離や伝送損失に関しては、NTTの「線路情報開示システム」で利用場所の電話番号を入力すれば調べることが出来ます。

線路情報開示システム - NTT東日本

線路情報開示システム - NTT西日本

ADSLには、電話共用型の「タイプ1」と、インターネット専用型の「タイプ2」があります。タイプ1は、既設の電話回線を使用してインターネット接続をします。タイプ2は、インターネット専用の回線を新設置してインターネット接続をします。固定電話を持っていない場合で、ADSLを利用したい場合はタイプ2になります。尚、タイプ1はパソコンと電話の同時使用が可能です。

料金は定額制です。そして、最近ではADSLの料金も下がってきており、12MのADSLで月額2000円以下のプランを出しているプロバイダもあります。安い料金で高速なインターネット接続が可能なことがADSLの魅力の一つです。

2008年3月の総務省の報道発表では、全ブロードバンドサービス契約数の中でADSLの契約数が最も多かったのですが、同年6月以降の報道発表では、光の契約数がADSLを上回っています。ADSLから光に移行する人が急激に増加しているようです。しかし、料金が安いという理由でADSLを使い続けている人も沢山いるようです。

まとめ

ADSLには次のような特徴があります。

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