カルスと称される無限に増える組織を培養して増殖させること。このことによって、
このカルスから元の植物が再生することもあるし、このカルスが人間に有用な物質を
生産することもある。こういった現象を、種々の研究や生産などに応用しようという
のが、植物組織培養である。1979年に、西ドイツのメルヒャースという学者が、ポ
マトという、ポテトとトマトの両方の遺伝子を有する植物を細胞融合という技術で作
出したが、この研究こそこういった分野が脚光を浴びることになった発端である。
今では、遺伝子操作によって、輸送中にも型くずれしないトマトや、除草剤に耐性の
ある植物をつくることなども比較的容易にできるようになった。
筆者(堅いかな)は、某会社にいた時からこういった研究の中で、営利につながる
(会社だから)植物ということで、サフランの組織培養に注目してきた。現在は、長
崎特産のビワにも注目して研究を続けている。
活水の学生で、興味のある人は(もちろん他学科でも)、質問やメールetc.
どーーんと引き受けます(笑)