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木造住宅耐震改修(耐震化支援事業)HEADLINE

長崎市C邸

耐震診断
家屋耐震診断と診断結果です。確認申請図面・現地調査結果から、現状の家屋の基礎亀裂・壁等の建物劣化状況・建物構造・筋交い耐力壁等を元に、耐震強度を数値化します。評点1.0が基準となり、震度6で「一応倒壊しない」というレベルになります。
左:耐震診断の現地調査の様子です。写真は2階小屋裏の様子です。
右:建物の建築図面などの資料・現地調査の結果から、診断書を作成します。今回は評点0.63で「倒壊する可能性が高い」という結果でした。
耐震改修設計
耐震診断の結果から、さらに耐震設計進みました。お客様との話し合いの結果、評点1.0以上となる設計を行うこととしました。筋交いを入れるためには、柱と土台、柱と梁を緊結する必要があるので、床・天井・その他取合いのある部分の一部または全てを壊す必要があります。生活になるべく支障が出ないようにし、かつ壊す範囲を少なくすること(予算を抑える)を考えながら、お客様と打合せを重ねて、改修計画を作っていきます。
今回は2階部分に1ケ所、1階部分に6ケ所の計7ケ所の新設耐力壁を設置することとなりました。。また、浴室タイル壁の割れ・亀裂がありましたので、修繕を行うこととしました。
*平面図の水色の部分が、1階の新設耐力壁です。キッチン側から4ケ所・廊下側から2ケ所の計6ケ所です。評点は0.63から1.02まで上がりました。
耐震改修工事
実際の耐力壁設置の様子です。
左:該当する壁を壊し、筋交いを土台から梁まで届くように設置します。筋交い固定金物を上下2ケ所取付けて、柱と緊結します。
右:柱〜梁(土台)接合金物を四隅に取り付けます。

左:筋交い・下地を取り付けて、構造用合板を張ります。いずれも柱〜柱、梁(土台)〜梁まで届くようにします。仕上げに応じてさらに下地を取り付けます。
右:床・壁・天井を復旧して完了です。