今年は暖冬だったらしい、などと改めて言われなくて
も確かに、かなり暖かかった。地球温暖化の影響が早く
も出始めたか!と短絡しがちだが、そんなに大きな規模
でなくても、地球を汚しているな、というのは身近でも
散見される。イヌの散歩をすれば、どこそこに空き缶が
落ちているし、海へゆけばプラスチックの漂着物などで
汚いことおびただしい。日本のみではない。韓国や中国
からとおぼしきモノも数多い。「リサイクル」などと大
上段に構えるが、考えてみれば高度成長期以前の日本の
生活は、酒やしょうゆおよび牛乳瓶など殆どはリサイク
ルしていた。排泄物さえもリサイクルするあまり、どこ
そこにいわゆる便壷があって、これに落ちた嫌な思い出
さえあるくらいである。消費は美徳などという、妙な言
葉のみが一人歩きしてアメリカナイズ?された生活に憧
れた結果が、深刻なゴミ問題等では泣くに泣けない。
また、現代社会のいらいらやストレスも深刻だ。イジ
メ問題や、子供の暴力などにも通じる部分があるように
思える。昔は良かった!などと懐古趣味に浸るつもりは
ないが、もう一度生活の仕方などを、根本的に考え直す
必要があるように思えてならない。