懸念には対処の準備を

 8日、長崎は大雪(?)に襲われた。去年も2月に路

面凍結で大騒ぎになった記憶が新しい。どちらの時も、

ちょうど車を運転していたため、考えるところが大きか

った。その場での対処のほか、警察やその他関係機関の

ご苦労を思ったり、異常気象かと思ったり、自分の運の

無さを嘆いたり。終わってしまえば昔話ではあるが、そ

の時点ではパニックに近い。東京に住んでいた頃は、ス

キ−にも良く行ったもので、チェ−ンを付けることも苦

にはならなかったが、今はその経験も薄れ載せてはいて

もなかなか付ける気にならない。これくらいなら大丈夫

あるいはもうすぐ着くから、などなど。南国だから云々

ではなく、これは通常の生活にもあてはまることが多い

と思うがどうであろうか。ほんのちょっとでも懸念に思

うことは、たいてい後で強烈なしっぺ返しになることが

多いように思う。少しでも心配なことは、その時に解決

するか改善する行動をとっておいた方が良い。高級官僚

の汚職なども、皆がやっていることなのに自分だけ運が

悪いなどと思っているのではないか。少し脱線してしま

ったが、日常生活でもこういったことは多い。成り行き

任せではなく、また自分だけなどと思わず、適切な対処

を行う事こそ重要と思う。

1997.1.12掲載