感 想



龍踊を体験した生徒達の感想です!



 修学旅行最終日、私は龍踊を体験しました。私がしたのは,“皺鼓(かっこ)”という楽器でし
た。私は吹奏学部に入っていて、パーカション(打楽器)をしています。皺鼓という楽器はないの
で、演奏することができて良かったです。皺鼓のリズムは速くはないとは思うのですが,音は,石
や、プラスチックをたたいたような感じでした。 私は龍踊を初めて見たとき,感動しました。玉使
いや,龍が動いている様子などが本物のように感じられたからです。龍を動かしている人は、と
ても重たいと思うのですが、すごくよく動いていて,疲れないのかと思いました。今でも龍踊を見
た事を忘れていないし、体験したことを忘れていません。龍踊を体験したことを思い出すと、そ
の光景が浮かびます。最後に私達に龍踊を教えて下さってありがとうございました。これから
も、いろいろな人に伝えていって欲しいと思います。(K中学3年)





「龍踊体験の学習としての位置づけと効果」
          (長崎大学教育学部教育実践総合センター教授・小原達朗)
 龍踊体験学習は、見聞きして知る学習ではなく日本の文化のひとつである長崎の文化をか
らだでまるごと体験する「感性の学習」である。また、グループで短時間でひとつのことを成し遂
げる「異空間での集中力の学習」である。そして祭り文化をつくり上げている達人たちの素晴ら
しさを知る「尊敬の学習」でもある。  龍踊に取り組んだ児童生徒たちの感想を分析すると、
一様に全員で達成した喜び、異文化を肌で理解できた感動にあふれている。その意味で単に
「想い出づくり」ではなくひとり一人の心に本物のリアリティを芽生えさせる「心とからだの学習」
であると言える。


  


ありがとうございました☆ 私は、おとつい龍踊りをさせて頂いた○○中学校の○○です!最
初ダンベルで練習した時重くて本当に本番までにこんな重いものを振り回せるようになるのか
なぁ?と正直とても不安でした。でも「みんなの前で発表するんだから頑張ろう!」と思えまし
た。また、謙老師の教え方がとても上手く分かりやすかったです)^o^( そして、本番会場に行っ
てみると友達はたくさんいるし、ラジオもやっているし、衣装もきているいし、恥ずかしいやら緊
張するやらで踊りたくないと思いました。でも踊り始めたら老師が注意してくれたことばかり頭
に浮かび緊張している暇はなかったです。緊張するどころか楽しいとさえ思えてきました!!
特に「持ってこーい。」とお客さんが言ってくれたとき本当にうれしかったし自分の中で感動して
いました。踊っている時もこの上なく感動していたけど老師の話が一番感動しました。口では簡
単にイジメや差別はしてはダメと言えるんだけど、今回老師のおかげで体験から感じることが
できて本当に良かった。これからも老師の考えを受け継いでいきたいです。ご指導ありがとうご
ざいました♪
  


(A養護学校A先生より) チェンラオシ様 このたびは大変お世話になり、本当にありがとうご
ざいました。子どもたちにとってとてもよい経験、思い出になりました。 あらためてビデオを見
て、みんなよい表情をしていたと思いますし、なにより集中していました。 白チームの○○、途
中「またかよー」と文句を言っていましたが、あの子はいつもああなんです、集中力が続かない
んですね。でも、ああやって口では文句を言いながら、逃げ出さずに最後までやり遂げたの
は、それだけやり甲斐を感じたのだと思います。同じく○○は、普段は学校もサボりがちで、今
回の修学旅行も参加できるかどうか実は心配していたんです。2月末からしてきた龍踊の練習
にも一度も参加したことがないんですよ。前日まで「どうしようかなー」と言っていたのに、当日
は衣装も嫌がらなかったし、とても楽しそうに教えてもらっていたなぁというのが印象です。青組
の子たちも、学校では、先生と一緒でも棒を持ち続けるのが難しい子が何人かいて、特に○○
は集団が苦手で、途中で逃げたしたり固まってしまったりすることが多かったのですが、それ
が一人でちゃんと持って、うれしそうにみんなと歩調を合わせて歩いている姿に正直ビックリし
ました。22人が協力して一つのものを作り上げる大変さ、できた時の喜びを感じてもらいたい
なと思っています。グラバー園の龍を見学しただけでは絶対に味わえない「長崎に行って、本
物の龍で龍踊を教えてもらってきたんだぞ」という自信が、今後につながるものと思っていま
す。 本当にありがとうこざいました。  &  Aに帰ってきてから2週間がたちましたが、まだ
まだ3年生は長崎ムード一色で、出来上がった写真を見たり、授業で作文や絵をかいたりし
て、たくさんの思い出を温めているところです。 赤チームの尻尾を担当した○○君は作文に、
「ぼくは、しっぽを担当しました。しっぽが顔にあたって、みんなに笑われてしまい、イライラしま
した。でも、がんばってできるようになりました。」と龍踊りの思い出を書き、美術でも、友達み
んなで大きな顔の龍を持って踊っている絵を紙いっぱいに描いていました。青チームの○○君
は、「玉持ったんだよ!」と家でも自慢しているそうです。音楽では、小ドラと小シンバルのリズ
ムを、タンブリンと灰皿を利用して合奏しています。
  
 

●班別研修も龍踊も楽しかった。いい思い出になった。一番、龍踊が楽しかった。私は重い龍
の頭をやったけど楽しかった。とにかく楽しかった。いい思い出ができたなーと思う。 ●超楽
しかったですー!最初はいやだなーと想ってやり始めましたがだんだんおもしろくなってきまし
た。たくさんのお客さんの前でやる時は心臓が飛び出しそうになるくらいどきどきしましたが、や
っているうちにだんだん気持ちが盛り上がってきました。声をかけてもらって、拍手をしてもらっ
て大感激でした。 ●龍踊はとても重くてえらかったけど、本番でお客さんの前でやった時、こ
こまで頑張ってよかったなぁと思いました。 ●めっちゃ楽しかった。何事も経験・体験するの
が一番だと思った。みんなと一緒にやれて私にしてはすんごい「感動体験!!」だった。
●ペーロンに希望していて龍踊になったのでがっかりしていたが、やってみたらこれが一番よ
かったなぁと思えた。 ●龍踊はいい汗かけたと思う。指導の方々も熱心に教えて下さったの
で、頑張らなくてはいけないなという気持ちになった。やってみたらとても楽しかった。機会があ
ればまたやってみたいと思う。 ●中でも龍踊は最高でした。持ってみるととても重くてびっくり
しました。ウェーブや玉隠しや走りなど色々な技にもチャレンジして、初めはとまどいましたが、
だんだん面白くなってきました。最後の披露の時もちゃんとできてよかったです。あの衣装が着
られて、龍踊の会や長崎大学の人達に親切に教えてもらえてすごくうれしかったです。 
       


(テレビ長崎のHPより転載)  修学旅行生が龍踊り体験   長崎を訪れている山口県の修
学旅行生が長崎の伝統芸能龍踊りに挑戦し、息のあった踊りで、観客を沸かせました。龍踊り
に挑戦したのは、○○中学校の3年生64人です。龍踊りは、修学旅行誘致を目的に長崎市な
どが企画している体験学習メニューの一つです。練習用の龍の重さは50キロ。 生徒たちは、
市民グループのメンバーから龍が流れるよう一つ一つの動きを教わりました。しかし、初めて
の体験にバランスを取りながら龍を横に倒すのさえ一苦労です。龍踊りの見どころ、玉を追い
かけて龍が自分の身体をくぐり抜ける演技になると、生徒たちはさらに悪戦苦闘。それでも練
習開始から1時間半、舞台を長崎駅前広場に移し、いよいよお披露目です。唐楽の音にあわ
せ、迫力ある白龍が華麗に舞い、見どころの玉追いと、玉探しも大成功です。生徒たちの精一
杯の演技に、まわりで見ていた修学旅行生からモッテコーイがかかりました。生徒たちは龍踊
りを通して、長崎の伝統芸能とチームワークの大切さを学びました。
   


(常連校S先生より) 昨年に引き続き、龍踊りの指導ありがとう御座いました。去年より出来が
良かったと聞いてうれしいような悔しいような、複雑な気持ちですが、大成功したのはとても喜
ばしい事です。この体験を通して多くの事を学んで帰ってきたと思います。今年の3年生がこれ
をきっかけに頑張ってくれたらいいのですが。何はともあれ、ありがとう御座いました。また、生
徒だけでなく、間抜けな教師の相手もして下さいね。& 帰ってきた生徒達に感想を聞くと、「め
ちゃくちゃ良かった」と、言ってました。「河野さんはどんな人やった?」と聞いたら、「面白いお
っちゃんでした」とね。大変お世話になりました。
  
(同校父兄より) 体験学習について  先日、修学旅行で、お世話になりました、○○中学校
の保護者です。大変貴重な体験をさせて頂きましてありがとうございました。帰ってくるなり、練
習は大変で、しんどかったけど、駅前で踊り終えたときには、すごく、達成感があったと、子供
の話を聞いて嬉しくおもいました。是非、その様子を見てみたいと思い、メールさせて頂きまし
た。写真の掲載の予定はあるのでしょうか・・?
 


(卒論テーマが体験学習の学生より) こんにちは、長崎大学教育学部4年の○○です。先日
の龍踊り体験ではお世話になりました。見学していて、生徒の表情が変化していく様子など見
ることができて良かったです。また、河野さんを初め、指導者の方たちの力量の素晴らしさも実
感することがでしました。ありがとうございました。
  


 龍踊サイコー!旅館でみんなと盛り上がったのもすごくたのしかったけど、修学旅行で一番
思い出にのこったのは「龍踊」です。やる前は「いやだなぁ。」と思って全然やる気が出ませんで
した。練習場所に着いて、まずビデオを見て、それからすぐ練習に入りました。私は楽器でし
た。いい音がなかなか出なくて苦労したけど頑張りました。途中からすごい雨が降ってきて大
変でしたがみんなで一生懸命やってなんだかすごい達成感がありました。いよいよショッピング
センターで披露する時が来ました。衣装も用意されていて、緊張しっぱなしでした。結構人が沢
山いて、ビデオで撮影する人もいてすごく恥ずかしかったです。けれど、やり始める緊張どころ
かすっごく楽しくなってきてサイコ−でした。終わっても観客の人たちがアンコールをしてくれて
すごく嬉しかったです。全部終わったときに観客の人たちが大きな拍手をしてくれたのが今でも
忘れられません。「龍踊」を選んでよかったと思いました。本当に普段絶対できないことだか
ら、すごくいい思い出になりました。(T中学3年 女子)



 平成12年11月23日〜25日まで長崎大学水産学部の鴻洋祭が実施された。中でも23日は、日
蘭交流400周年「長崎の祭りだよ、全員集合!」というタイトルで長崎に関する伝統芸能のひと
つとして、学生だけによる龍踊を披露した。観客も盛り上がり、龍踊をやっている皆も楽しめて満
足のいく結果を得ることができた。しかし、結果論だけでいうと大成功なのだがこの本番に向け
ての練習の道のりは大変険しいものであった。計画はしたものの龍衆が集まらない。何とか集
めることができたと思ったら、それぞれのスケジュールが噛み合わず練習ができない。河野さん
のアドバイスで全員の授業の空き時間を探し、水曜3限、金曜4限等と調整して、練習は限られ
た時間でやるしかなかった。これでは本番はうまくいくのかなと不安だったが、皆の努力と河野
さんの協力のおかげで、どうにか乗り切る事ができ良い経験をさせて頂いた。最後にこの企画
を快く引受けてくれた友人、何度も足を運んで指導して下さった河野さん、私のバックアップをし
てくれた皆さんに感謝の気持でいっぱいです。大成功ありがとうございました。
  長崎大学水産学部鴻洋祭実行委員会企画部 N.Y 

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