往時を偲びみさき道を歩く

脇岬に、和銅2年(709)行基菩薩開祖の観音寺という曹洞宗の寺がある。現在のお堂は江戸時代

に再建されたもので、その御本尊は往時から“みさきの観音”と呼ばれてきた国指定重要文化財の千手

観音立像である。人々はみさきの観音様へと続く道を「御崎道」と呼び参詣した。起点は十人町の活水

女子大学辺りで、そこから観音寺へと続く七里(約28km)の道である。かつては道標の石碑が50本

あったようだが、現在では“みさきみち”と刻まれた道標が12本確認されているらしい。

今では至る所で寸断され往時の面影はないけれども、山歩きや街歩きを行う者にとって非常に興味深い

道になっている。先日、完全な行程ではないけれども約半分程度歩いた。長崎市布巻町の行政センタ

ーから出るバスに乗り脇岬観音寺前まで行き、そこから遠見山、殿隠山、サイクリング道を経て黒岳と

秋葉山を通過し元のバス停まで歩く約14キロの道程。現代人の足で5時間かかるが、かつての人々は

この倍の距離を参詣のために(抜け荷を運んだという説もある)一日で往復する人もいたというから恐れ

入る。長崎は歴史の街、また坂の町である。往時を偲びつつぶらぶら歩くと面白いし健康にも良い。

20230525長崎新聞投稿20230529掲載

ハイドランジア オタクサ

長崎も数日前に梅雨入りし庭のアジサイも今を盛りのごとく咲き誇っている。白、青、紫または赤色の

ガクが大きく発達した装飾花をもつガクアジサイ。園芸上「額咲き」あるいは「手まり咲き」と呼ばれる

らしい。シーボルトは自著の中でアジサイが日本でオタクサと呼ばれていると命名の由来を説明し学名を

Hydrangea otaksa Siebold et Zuccarini と命名しているが、牧野富太郎は日本国内でこの呼称

が確認できなかったことからシーボルトの愛妾の楠本滝(お滝さん)の名を潜ませたと推測している。

ちなみに、アジサイの正しい学名はHydrangea macrophyllaらしい。事実関係はどうあれ、個人的には

ハイドランジア オタクサの方がしっくりくる^_^; 20230531

少子化のご時世に孫沢山

3週間に及んだ孫4の治療が終わり、やっと退院となった。入院中につかまり立ちするほどに成長。通算

すると2か月以上。そりゃあそうなる。なんという事でしょう、である。でもまあ無事に退院できたこと

はとにかくめでたい!孫3はママが帰ってきたと大喜びだったことだろう。双方のばあばが介助したから

乗り切ることができたが、頼るばあばが居ないなどの場合どうするのだろうか?今後、何事もなく快癒

とはなかなかゆかないかもしれないが、けなげな孫4や孫3を見ると無条件に可愛い。今週もしくは来週く

らいには末っ子夫婦に孫5が誕生する予定。誕生したら山口にすっ飛んで祝ってくる計画。日本一短い新

幹線などで2時間ちょいで徳山まで行くことができる。途中の何回かの乗り換えも腰にはかえって好都合。

少子化のご時世に孫沢山なことだ(^o^)/   20230530

雑事に追われる

今週は何だか忙しく慌ただしかった。日曜日の山行、月曜日に福岡行き、火曜日に帰還したその足

で山行企画会議、水曜日がまた山行、木曜日は定期的な診療日に加えて諸々の雑用、そして今日は

歯の診療。来週もしくはその次で治療は終了しそうだ。やれることがあるということはありがたいこと

でもある。今日はこの後図書館他の雑用買い物と庭の整備を行う予定。合間をぬって投稿他の推敲も

できたら良いかな。そうだ、漬物もつけないと(笑)

先日、墓の改修工事終了メールの後工事途中写真や請求書などが送られてきたのでその日の夜にネッ

トバンキングで支払い終了。メールには完成写真のみが添付してあり今一つ全体像が掴めなかったが、

これで一安心。生きているということは雑事に追われるということでもある(/´Д`)/  20230526

半世紀50年が経過した

4年ぶりに大学時代の同期会が福岡で開催された。41名のクラスだったが、若くして物故者が3名出て

現在38名。全員と連絡がつき、遠くは水戸など関東からの参加者28名!すごいと思う。幹事の両Yさん

に感謝感謝。コロナが5類になったとはいえこういうご時世だから、通常は最初から組まれていた2次会は

なし。最初の会場で3時間とってくれたのでほぼそこで完結。したハズだが、もう少し話したいねということで

三々五々、私は合計8名で喫茶店に行った。既に古稀を過ぎた同級生も結構居り,何と言うか懐かしい

のオンパレード。大学に入学した時から半世紀50年が経過した。次は2年後!で散開。

行きも帰りも初めての長崎新幹線に乗ったが、なんとも短い。乗ったかと思ったら25分くらいで武雄温泉

駅で待っているリレーカモメに乗り換え。ここで面白い事件発生。佐賀で降りるべき妙齢の女性が強気に

「あなたが間違ってるんじゃないですか、こんなことってあるんですか」などと言っていたが、自分が降りる佐

賀ということに気づかなかったというお粗末。すごすごと退散していった。あんまり強気な物言いは控えた方

が良いね。長崎に着いたら、その足で山行企画会議へ。なかなか忙しい。。  20230523

なぜモノを書く?なぜ山に登る?

「ひとりごと」などと言いつつネットで公開しているのだから、ある程度の人が見ている訳で、人様に見ら

れる文章というのを多少気にしたリはする。で、これはと思うヤツを推敲して投稿すると、割りと掲載に

至る場合が多い。でも打率が多少高いといってもボツもある。そういう時にはやはりテンションは下がる。

もう投稿しない!などと思ったりするし、いろいろあったりし半年間の空白や19年間投稿しなかった期

間もあったりする。でも何となく、再度投稿してみるか、と思うのはなぜか?やっぱり人様に見て頂く

のが一種快感というか、プチ達成感のようなものもあるのだと思う。でもまあ、ただ単にモノを書くことが

好きだということかな。なぜ山に登るのか?というのと一緒(^o^)/~   20230520

ニッポンの墓問題

ちょっと遠いけれど今日の山行には参加予定だった。が、数日前から怪しい天気図で、今朝すでに雨が

降っており、午後にかけてさらにひどくなりそうだということで中止になった。最近、土日を狙ったように

天気が崩れることが多かったが、今回は2日前倒しで今日明日が雨のようだ。いずれにしても、梅雨が近

いのだろう。すでに結構降ったように思うが、梅雨となればジトジト。考えただけで頭にカビが生えそうだ。

郷里の墓の改修を依頼していたが、先ほど請求書とともに完成写真が送られてきた。長崎在住のため、

熊本への墓参りもなかなか行けなくなり、行くたびに土が露出した部分の雑草に悩まされていた。という

ことで、露出した部分をコンクリートで覆ってしまう工事をお願いしたという訳。親父が見たら、殺風景

にしおってと怒るかもしれないが、精々年に一回程度しか行けないためやむを得ない。家内の里の墓も

墓じまいしてテラス墓納骨という形にした。墓というものが今後どうなってゆくだろうか。死者には申し訳

ないが、生きている方がより大事で大変である。持ち家を持てないとか、家は継承したものの負の遺産

になったり、マンションだと維持管理が一戸建て以上に面倒というのも経験した。マンションの老朽化

問題も深刻。地球温暖化や未曽有の少子化,超高齢化などを考えると、もはや墓というものが前時代

的存在になる可能性大ではないか。  20230518

回復が待ち遠しい。

後2回?なかなか治療が長引く。歯根の炎症ということらしいので、きちんと治しておかないと再発する

ということなのだろう。患部の詰め物が柔らかいので何でも噛めるわけではないが、もう痛みはないので、

冠をかぶせて欲しいが、きっちりと治ないとその後に響く。治療の推移を見るのみ。

家内のお助けもすでに2週目に入った。詳細が分からないが少なくとも1週間ということだから、さてあと

どのくらいかかるのか?3歳児の孫3を抱える家庭だから次女がいない間は誰かの援助がないとやって

ゆけない。孫4の治療の進展と私の歯の治療と、回復が待ち遠しい。  20230517

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