ぼくらは2度目の春を越え
はじめてのキスに似ている
おだやかに強い腕

集英社・コバルト文庫
著:麻生玲子
イラスト:桑原祐子

最近はBL本も増えましたけど…
一番驚いたのはコバルト文庫がBL本が出るようになった事ですね。
昔からコバルト読んでいたので、最初は(BLが好きで読んでいるとはいえ)驚きました。

最初は本誌連載で『ぼくらは2度目の春を越え』を読んだので、読んでみようと言う気になりました。
話の順番は上のとおりですけど、文庫が出たのは『はじめて〜』が先でしたね。

姉が勝手に応募した事が切っ掛けでモデルをすることになった、大学生の石井暁(いしいあきら)と所属事務所のマネージャーである本山秀範(もとやまひでのり)の話。
暁のモデルとしての成長物語ですが、本山が、元カリスマモデルであるところで暁もライバル意識を持つんですね。
恋人同士であるからなおさらだと思いますが、負けたくなくて頑張るわけです。
3巻では、5年前に本山がやった仕事と同じ仕事を、同じカメラマンが撮ることになります。見るつもりのなかった本山の仕事を偶然に目にしてナーバスになる暁。
どの巻でもナーバスになっている暁の姿と、それを見守る(時にはおたおたしている)本山の姿が描かれています。
BL本にしては、(作者御本人も仰っていますが)エッチも少ないですね〜(笑)
心理的な描写が多い気がします。
まだまだ続きそうなシリーズですので、これからの暁の成長と、本山のオタオタぶりが楽しみですv

不機嫌なダーリン

角川書店・ルビー文庫
著:藤崎 都
イラスト:蓮川 愛

『カワイイ』と評されるルックスがコンプレックスの早坂夏哉(はやさかなつや)。
ゴールデンウィーク最終日に3人組に絡まれていた夏哉を助けてくれたのが同じ学校の3年生、橘要(たちばなかなめ)。

コンプレックスを思いっきり刺激してくれた要先輩に対して、最初は反発した態度をとる夏哉。
でも、最初に要先輩に見惚れてしまっていた夏哉だったので、魅かれて行くのは時間の問題という感じでしたね。
要先輩も夏哉を気に入って、あれこれ口説いている(つもり)のですが、いかんせん、口下手なのが災いして伝わっていない。

そこにちょっかいを出してくるのが、夏哉が所属している園芸部の部長、朝川裕人(あさかわひろと)先輩。
要先輩が夏哉に対して抱いている気持ちに気が付いて、夏哉に色々言ったり(ずるい(笑))したりして。
不器用で口下手な先輩と、素直に気持ちを伝えられない夏哉の態度が可愛かったです。

続編(?)の胸騒ぎのハニーvに続編の『ご機嫌なダーリンv』が載っています。こちらはラブラブです〜

胸騒ぎのハニー

角川書店・ルビー文庫
著:藤崎 都
イラスト:蓮川 愛

前作の続きかと思っていましたが、主役交代でした。

1年A組のクラス委員、高瀬瑞希(たかせみずき)が盲腸で入院したクラスメートの変わりに保健委員を兼任することになり、出会ったのが産休代理の保険医、多岐川大和(たきがわやまと)。
実は大和と瑞希は知り合いだったのですが、瑞希はそのことを忘れていて。
自分で思い出して欲しいと思っている大和は自分からその事は言わず、瑞希を無理矢理襲ってしまうのですが…

う〜ん、前作でもそうだったのですが、無理矢理はちょっとどうかなぁ…
大事にしているのは判るし、昔から知っていて見守ってきた(医大に行っている間は離れていたわけですが)のに忘れられて悔しい(と言うか悲しい?)のは判るんですけどね。
でも、一生懸命思い出そうとしながら多岐川に魅かれていく瑞希は可愛かったです。
英語教師の千堂に襲われ、昔の事を思い出してからは…甘えてますね、瑞希(笑)
大和も強引なばっかりかと思っていたら、瑞希に振り回されてるし。
全体的にはなかなか好きな1冊でした。

ひそやかな情熱

ムービック・GENKINOVELS
著:遠野春日
イラスト:円陣闇丸

円陣さんの表紙を見てつい手に取ってしまいました。(またか…(笑))そして口絵の美しさにくらくら来てしまいました。
満開の桜の花。その下で和服で(片方は)寛ぎながらお酒を飲む二人…うっとり
でも気が付いたら作は遠野春日さん…遠野さんの作品は、痛くて辛いイメージがあったので、購入後にちょっと心配になりました。まあ、最初に『や、やくざ…?』とびびってしまいましたが(苦笑)。

付き合いのある東原に誘われ、香西組の組長の自宅を訪れた黒澤 遥(くろさわ はるか)。
庭先の離れに東原が見に来た久保佳人(くぼよしと)が居たのですが、離れではリンチが行われていました。やられていたのは佳人。
『両足を追って放り出せ』と言う香西に、遥が自分が1億出して引き取ると言い、連れて帰ります。
最初に遥が佳人を気にかけたのは理由があったのですが…
2人ともだんだん魅かれて行っているのにお互い不器用で、心配している姿を見せきれない遥、気持ちを聞いてみたくても素直に言葉に出来ない佳人。
終わりの方で、やっと行動に出せてお互いの気持ちが伝わった(?)に見えた二人でしたが、まだまだ先は長そうです。
本編と番外(かな?)の2話収録でしたが、番外の方はちょっと遥が行動に出たりして…少しは進んでくれたみたいですね。

心配しながら読みましたが、確かに痛い所もあったけれど思いあっているのが解って、今回の作品はなかなかお気に入りになりました。

情熱のゆくえ

ムービック・GENKINOVELS
著:遠野春日
イラスト:円陣闇丸

前作、『ひそやかな情熱』の続編です。
前作がなかなかお気に入りだったので、待ち構えて(笑)

前作では家の中の仕事から、遥(はるか)の秘書となった佳人(よしと)。
今回は遥が事件に巻き込まれます。
さすがにやくざに囲まれて暮らしていただけあって、『佳人って度胸あるな〜』と思ってしまいました。(笑)でも遥の事が心配で心配でおろおろして、一生懸命に走り回っている佳人も可愛かったです。
遥のために以前自分を囲っていた香西組の組長の所へ行こうとした佳人。
途中で東原に出会って止められます。

今回はかなり2人の関係が進んだ(と言うかお互い素直に言えるようになった)処まででしたが…この先どうなるんでしょう?
また続編が出たら、読んでみたいと思います。

限りなくゲームに近い本気

ムービック・ダリアノベルズ
著:樹生かなめ
イラスト:麻生 海

リーマン物です。
この不景気に業績を伸ばす会社の先輩・後輩のお話。

入社2年目の堀慧一(ほりけいいち)は、毎日忙しくて残業残業の日々。
忙しすぎて休みもない慧一の下に、春になって新入社員が入ってきます。
長身でやたらと凄みの入った男前の「高須賀和正」
最初はちょっと引いていた慧一も、喋ってみたら喋りやすく、仕事もそつなくこなす高須賀と一緒に居る事が多くなっていって…
初めは『後輩』として可愛く迫っている高須賀(どうも名前では呼びにくい…(笑))でしたが、あるとき正体(?)がバレます。

両親の離婚のために苗字が変わってしまった為に、慧一は気がついていなかったのですが、昔から知っているヤツだったわけです。
(それにしても気がつかないほど変わっていたのでしょうか…小学生じゃなくて中学・高校の時に知っていたのに)

それにしても、バレた後の高須賀の態度の変化はすさまじいです(汗)

限りなく身勝手な愛情

ムービック・ダリアノベルズ
著:樹生かなめ
イラスト:麻生 海

『限りなくゲームに近い本気』の続編です。
実はこちらを先に購入して、(続き物だと知らなかった…)読んで見た所、いまいち解らない点が出てきて、続き(と言うか初めの話)があることに気がつきました(笑)

会社の先輩・後輩である堀慧一(ほりけいいち)と高須賀和正(たかすがかずまさ)。弟の友人である高須賀に、入社当時は慧一は気がつかずに懐かれ、迫られて、いつの間にか付き合っていたわけですね。

今回は、高須賀が『千葉』だった頃の行動の所為で、慧一がえらい目にあっています。それでも別れないとは、慧一ってば大物なのか、諦めているのか…(苦笑)

それにしても、高須賀も慧一の弟の慧二も『女の敵!!』てな奴らですが(お仲間含む)高須賀は未だ可愛げがあるほうなんだろうか…
一応慧一だけが狙いだったには違いないからですねぇ…(←ちょっと納得いかない)

ミルククラウンのためいき

角川書店・ルビー文庫
著:崎谷はるひ
イラスト:高久 尚子

両親との確執から、家を出て叔父である雪下玲二(ゆきしたれいじ)暮らしている雪下希(ゆきしたのぞむ)。
その玲二がフロアチーフを勤めるジャズバーでバイトを始めた希が出会ったのが、プロのサックスプレイヤーである高遠信符(たかとおしのぶ).
音楽モノとは少し違いますが…関係するものはちょこちょこ出てきました。
音楽に関係している話は好きなので、その点楽しく読めました。
やってみたい楽器の1つなんですよね…信符がやっているサックスって。(でも私がやってみたいのは、アルトサックス。信符がやっているのはテナーサックス。一回り大きいので重そうだなぁ)

バイトの帰り、ホテルから出てきた男女を見て、男の方を『見たことがある』思った希。
その男と言うのは信符で、希は信符の路上でのキスを見てしまいます。
また信符のほうは希に気が付きながら、見せ付けるような行動を取るのですね。
前から信符の演奏と信符自身に憧れていた希でしたが、その日からさらに信符の事が気に掛かるようになり、深く関わる様になっていきますが…
バックでは事件が起こっていて、おじの玲二と、ジャズバーのオーナー、東埜義一(ひがしのぎいち)が何か調べているのですが、(この二人も何か関係がありそう(笑)オーナーとフロアマネージャーって言うだけでなく、探偵でもあるようで)気が付かないうちに、希も事件に巻き込まれているのですね。

ネタバレになりますが、希は以前、アイドルグループのメンバーの一人で。
メンバーの中の男の子達だけ、解雇されていたのです。
その為、ステージママだった母親との確執が起こってくるのです。その為に中学時代は半分不登校状態、現在も学校へ行きたくないとサボる事もあったり…
こういった心理的なものも好きだったりするので、その点も面白かったですね。私ならどう接するかなぁとか考えたり。
そのグループに居た、と言う事で事件に巻き込まれたのですが…
意外な人が犯人でした。

最後の方での信符のセリフを読んで、『何かあるな』と思っていましたが…やっぱりありました。続編があります〜v

ミルククラウンのゆううつ

角川書店・ルビー文庫
著:崎谷はるひ
イラスト:高久 尚子

前作、「ミルククラウンのためいき」の続編です。
「〜ためいき」を読んで続きがありそうだな、と思っていたら、続編が出てくれまして。
かなりお気に入りな作品だったので続編が、出てくれて嬉しいです〜v

今回は、希(のぞむ)が夏休みに入った所です。
バイト先では大学生と言う触れ込みですが、実際は高校2年生。
そして恋人の高遠信符(たかとおしのぶ)は、ほとんど夏休みの間中、コンサートツアーのバックバンド仕事で東京に居られない。

そのバックバンドをすることになったグループが、問題だったのですが…
更に、信符が希を見るときに見せる、懐かしげな顔も気になって居る希。

前作でも書かれていましたが、今回は、希がアイドルだった頃のメンバーで現在も芸能活動中…つまり女の子組が出てきます。
前作では書かれて居なかった、女の子達の事も書かれていて。
希と信符が出会った切っ掛けや、まだアイドルだった頃の希なども今回は出ていましたね。
信符の「懐かしげな表情」の訳もちゃんとあかされます。

まだ続きがあるそうなので、続編が楽しみです。

そして更に気になる、希のおじさん、玲ちゃんとオーナー義一っちゃんの関係…(笑)
次回ではもっと詳しく判るのでしょうか…?

FLESH&BLOOD 1〜4

徳間書店・キャラ文庫
著:松岡なつき
イラスト:雪舟 薫
3巻まで出た所で一気に買い集め、感想を書こうと思っていたのですが…もたもたしているうちに4巻が発売されたので、とりあえず、4巻までの感想は、纏めて書かせていただきます。

17歳の夏休み、イングランドを旅する東郷海斗(とうごうかいと)。
同行しているのは友人(?)の森崎和哉(もりさきかずや
父親の仕事の都合でイギリスに在住し、同じ私立の寄宿学校に通っている二人。
母親が嫌いな海斗は(ドラマでよく見る、社宅の嫌味で威張っている、上司の奥さんみたいな感じ)母親が「支社長夫人」と言う肩書きを振りかざして居る事で、周りも自分に気を使っていると思い込んでいて。
学校へも和哉が母親に言われて、「お目付け役」として送り込まれたのでは…と疑っているしまつ。
この旅行は、テーマが「女王陛下の海賊を追って」。
海斗はドレイクファンだったので、その頃の海賊のことを調べ、関連する土地を廻ってみているのですが…
旅行中に、海斗が思っていたことを和哉に話す機会(…というか思っていたことがバレた?)があって、小さな諍いを起こします。
きちんと気持ちを伝えられないまま、海斗は旅行中に「トンネルの向こう」に行ってしまい…和哉は1人取り残され、海斗はナゼか16世紀のイングランドへ…
なんだかあらすじになりましたが。(笑)

歴史物なので、イングランドの、色んな歴史上の人物が登場します。
もともと歴史は好きで、「世界○し○発見」もよく見ますし、歴史小説も好きです。
FLESH&BLOODは、イギリス側から見た当時の歴史と言う感じですが、以前スペイン側から見た当時を読んだこともあります。(判る人には判りそうですね…はい、「サ○ディ○ーサ」です。)
歴史物って、見る側が変ると、解釈や意味が違ってきて面白いですよね。
こっちの国では悪魔扱いされているのに、あっちの国では救国の英雄だったりして…
登場人物の多くが、海軍や海賊だけあってとても魅力的。
ジェフリーも伊達男で(笑)素敵ですが、私の好み的にはナイジェルのほうが…
4巻ではナイジェルが居ない所で、ジェフリーと海斗の仲が進展しそうな勢いでしたが、ナイジェルにも是非頑張っていただきたいです!
続きが出るのを楽しみに待っています〜v

…政治的手腕はエリザベス1世の方が断然リードなのでしょうが、服装のセンスに関しては…
メアリ・スチュアートの方が上だったんじゃないかと思います、私…(笑)

その腕で溺れたい

角川書店・ルビー文庫
著:黒崎あつし
イラスト:樹 要

高校2年生の山田恵(やまだめぐむ)は、ファミリー向けの大規模マンションで1人暮らし2年目。
中1の時に両親が事故で他界、1人居る兄は、仕事の都合で、地球の裏側に。
広すぎるから、とマンションを貸して、高校の近くにアパートを借りたら…という兄に対して、短い間でも家族で暮らした思い出が詰まっている家を離れる気にならなかった恵は、そのまま広いマンションで一人暮らし。
ある日、居ないはずの兄の部屋のベッドで眠っている人が居て、「兄ちゃんが帰ってきたんだ!」と潜り込んでみると、そこに居たのは…兄の同級生である、佐原隼人(さはらはやと)でした。

誰も居ない人の家に勝手に入り込んで(合鍵は預かっていたけど)眠っちゃった佐原さんも変わりもんだと思うけど、何も聞いていないのに、お兄ちゃんの部屋のベッドに人が居るからいそいそともぐりこむ恵くんも警戒心無さ過ぎ…(苦笑)
両親が亡くなってから不眠症になってしまって、お兄ちゃんと一緒に眠っていた恵くんなので、お兄ちゃんだ!と思い込んじゃった気持ちは判りますけど…
お兄ちゃんも合鍵渡した人の事位、きちんと教えておきなさい(笑)

初めは寝ぼけた佐原さんからのキスで始まった恵くんと佐原さんの関係ですが、そのうちに一緒に居て、包まれているような安心感に、段々と佐原さんに惹かれていく恵。
女性にモテまくりで、自分の気持ちにまだ気が付いていない頃から、恵くんなんとなく面白くなかったり…
佐原さん寝ぼけていたし、体から始まってしまったような関係にも見えましたけど…最後にはちゃんとお互いが好きなことが伝わって良かったです。

それにしても佐原…行動や言葉遣いがじじむさい(笑)


その腕に捕らわれて

角川書店・ルビー文庫
著:黒崎あつし
イラスト:樹 要

「その腕で溺れたい」の続編…と言うよりも、恵のお兄ちゃんの話ですね。
なので、続きではなくて、ちょっと昔(?)のお兄ちゃんが学生時代の頃からの話になります。

よく一緒に行動している大学生の3人組、山田望(やまだのぞむ)・佐原隼人(さはらはやと)・久我竜大(くがたつひろ)。
3人の出会いは高校の入学式で、負けず嫌いで見栄っ張りの望が高校から編入した、近隣では一番レベルが高いエスカレーター校。
子供の頃から人より勝る事に執着していた望が、敗北感を感じた2人目が竜大でした。(因みに1人目は恵くん)

佐原さん(この人はつい“さん”をつけてしまう…(笑))恵くんとラブラブですが、昔っから女性にモテまくりだったのね(笑)
望と竜大は、もうどっちもどっち。
望の方は、まだ可愛げもあると思うけど、お互いに腹黒カップル…?(爆)
と言うか、お互いに素直に気持ちが表現できない人たちだったと思うんですけど。
竜大はお坊ちゃまだから、堪え性が無いんでしょうかね(苦笑)我侭で甘え方を知らない子供…って感じで。

別タイトルで地球の裏側に行っている話が収録されているのですが…
今の今まで甘々のラブシーン繰り広げていたと言うのに、恵くんに電話入れる時間になったとたん、気持ちを切り替えて竜大を蹴り飛ばして(爆)電話をしに行くブラコンのお兄ちゃん…素敵v(笑)


寮長様とヒミツの契約

角川書店・ルビー文庫
著・水壬楓子
イラスト・せら
父親が経営していたチェーンレストランが倒産、退学もやむなしと思っていたところへ奨学金の話を出され、寮に入る事になった瀬野一真(せのかずま)
入ってみるとその寮は、憧れの先輩である泉弦寺那智(せんげんじなち)が居るジャコランダ・クラブハウスで。
連れて行かれた寮長の部屋で言われた事は、一真は寮の『シンデレラ』。
その場で寮長の羽住雅人(はずみまさと)に食事の準備を言いつけられます。
誤解もあったのですが、なぜか一真は雅人のベッドのお相手まで務める事になってしまいますが…
一真君、クラブハウスに住む事でやっかまれていじめに有ったりしていますが(なんか雅人がいちばんいじめているように見えたりして)一生懸命頑張ってます。
お料理上手だし、責任感も強いし…ちょっと頑固でもあるかな?
雅人も優しくしてあげたいんでしょうけど、性格かな〜?
素直に優しくして上げられないし、言葉も少ないし。
でも純情(?)な所もありますね〜
一真の為にこっそり動いてたりとか。
一真の前では俺様っぽくしているし、那智の世話をずっと焼いてきて頼りにされてますけど…実は甘えたがりなのかな?

不器用な純情

ビブロス・ビーボーイノベルズ
著:岩本 薫
イラスト:円陣闇丸

以前と比べて、リーマン物…と言うか、全体的に大人が主役の作品を読むことが多くなりました。もちろん、学園モノも読んでいるのですが。

この作品も大人な2人の不器用な恋のお話。
 同じ大学の映研で、先輩・後輩だった松岡北巳(まつおかきたみ)と織田高秋(おだたかあき)。お互いに意識しているのに、なかなか言い出せず…といった感じでストーリーが進んでいきました。
 不器用同士がお互いに相手の事を思いやりながらも、相手の態度に不安になったり、嫉妬したり。仕事の内容が業界(で良いのかな…2話目では仕事が変わるので。)だったので、アイドルなども出てきます。
そのアイドルは、北巳の甥で、ちゃんと別にストーリーがあるのですが…残念ながら私は読んでいないのです(苦笑)。まだ単行本化されていないのですね。この本はオトナ編。
 大人な二人だけに、もどかしい感じも有るのですが、どちらかと言うと微笑ましく思えました。

出会って、カ〜ッと燃え上がって突っ走る恋も良いですけど、こんな風に、長い間暖めて、やっと通じた愛情をゆっくり育てていく恋愛も良いな〜、こんな恋愛が出来たら良い。と思わせてくれるお話でした。
でもってやっぱりコドモ編も読んでみたいんです〜 コドモ編の単行本化、楽しみに待っていますv

好きの鼓動(ビート)

ビブロス・ビーボーイノベルズ
著:岩本薫
イラスト:円陣闇丸
やっと出ましたコドモ編!好きの鼓動(ビート)と好きの吐息(ブレス)の2本立てです。
トップアイドルの松岡悠介(まつおかゆうすけ)と幼馴染の柏木大和(かしわぎやまと)。
オトナ編ではホンの少しの出番でしたが、今回はもちろん2人が主役で。(オトナ編の2人もちょっとだけ出てきます。でも別々〜)
天下のカリスマアイドルの悠介ですが、大和の前ではただの幼馴染。
チャイムを押した途端、犬のように飛び出してきて、抱きつくし(笑)
顔も美人で容姿も完璧、そんな悠介が『大和が手に入るなら』とプライドも捨ててまで何故自分に執着するのかが判らない大和。
最後の一線(笑)だけはプライドも有って絶対に許さない大和ですが、悠介は何度も言ってるみたいですね。
そのたびに却下されているみたいですけど。
悠介への気持ちが自分でもよく判らない感じの大和でしたが、悠介の留学話を聞いてショックを受けます。
ウダウダ悩んでいる時に、幼馴染で親友の千晶(女の子)に諭されて自分の気持ちに気がつく訳です。
悠介の大和への気持ちは殆ど刷り込みですね〜 
大和がいないとダメって言う所が、傍から見ている分には完璧に見えるのに可愛いと言うか。
待っている間に大和も自分を磨こうと決心をするし。
実際は2年じゃなくて4年行っている事になるんですよね。
好きの吐息が4年後。
大和が大学を卒業して中学の先生になってから、悠介も留学を終えて帰ってきます。
4年経っても相変わらずの悠介でした(笑)独占欲丸出し〜
目立つのに職場訪問したりして。(それも人間関係把握したいとか、大和を狙っている女性教師がいないかとかセクハラされてないかとか(笑)心配して)
生徒に関する問題も起こったけれど、大和、頑張っていい先生になってね〜
それにしても、悠介はLAまで何を作りに行ったんだ…(笑)

グレイ・ゾーン

角川書店・ルビーコレクション
著:久能千明
イラスト:蓮川 愛
キャリアの警察官だった片岡亜久利(かたおかあぐり)に憧れて同じ警察官になった香坂譲。(こうさかゆずる)(こちらも同じくキャリア)
兄の親友だった亜久利との偶然の再会に、気付かずに行ってしまおうとする亜久利(実際は気が付いてたんだけど)を止める為、拳銃まで持ち出す譲。(可愛い顔して過激やわ)
体が弱くて(心臓の手術してるし)警官になる事も散々反対されたのに、憧れの亜久利さんが居なくなったのは辛かったのかな…?

再会したその日に譲の部屋で飲んでいた2人ですが、帰ろうとした亜久利を引き止めたい一身で、兄のお土産のウォッカ(亜久利の親友のお兄ちゃん、国際医療ボランティア団体に所属、世界で医療活動をしているお医者さん)を出そうとした時に…
兄から貰った睡眠導入剤が目に入ります。アルコールと一緒に服用すると、強い催眠作用の所為で暗示に掛かりやすくなるから注意しろとの注釈つきで…
まあ、それはプラセボで、何の薬効も無いお薬だったんですが…実は亜久利も気が付いていたし。
気が付いていながら、一晩一緒にすごしちゃう訳です。
正気だとわかっていたら、さぞかし譲も喜んだでしょうに…(っておい)
麻薬関係の課みたいです、譲が居る所は。(マトリじゃないですよ〜)
頭の固い、自分の出世だけ考えてるのとは違って、お茶目だったり思いがけないことをやってくれたり(だって容疑者の上着にチョークの粉くっつけて『これなんでしょうね?』って。やります?普通(笑))、なかなか珍しいキャリアではないかと。
亜久利と由利(由利潤一郎(ゆりじゅんいちろう)亜久利の飼い主兼大家さん兼雇い主?)と、知り合いなのに知らない振りして実は同じ事件を追っていたようで。
事件そのものは完全に解決は出来なかったようですけど…これからも追って行くんだろうなぁ

それにしても亜久利さん、カッコいいです!!さすが南さん(登場する女性キャラ)の理想のイケポリ!
(南さん、男の判別は警察官とそれ以外しかありません(笑)イケポリと言うのは“イケてるポリス”の略だそうで)
譲はみてくれ良いことに、秘密裏に潜入操作をしていた時に辺りの捜査官に見つかって、その事での南さんの言い訳…オーバーした予算を補う為に秘密の使命を帯びた譲がやった事…
会員制の秘密クラブでのホスト(爆)南さんナイスです!

ボーダー・ライン

角川書店・ルビーコレクション
著:久能千明
イラスト:蓮川 愛
グレイ・ゾーンの続編です。
続編といっても主役は由利潤一郎(ゆりじゅんいちろう)さんだし、実際の時間は2年前だし…亜久利さんもまだ現役で、キャリアの警視さんです。

K県警本部捜査一課所属の真行寺佳也(しんぎょうじかや)警部補がある日出会った男性。
初めは人間だと思わず、オブジェか何かと思ってしまった位の人目を惹く格好。
ブリリアントグリーンの細身のパンツ、カーマインレッドのたっぷりとしたシャツ。
佳也が思ったのは“等身大のチューリップ”(爆)
なんとなく既視感を覚えてかけた言葉、『どこかでお会いしましたか。』に返って来た返事が『「初めまして」と「またお会いしましたね」とどっちがいいですか』
物語で読む分には「あら、おしゃれ」で済むような対話も、実際言われたら『何だこのイカれた男は』になっちゃうんでしょうね。
私だって言われたら『何この人』と思うに違いない。(笑)
これでも由利さん、腕利きの弁護士さん…と言っても正義に燃える弁護士さんではなくて、今のところはいかにして不利な状況から自分が勝つか、と言うゲーム気分で弁護をしているような弁護士さん。
佳也も人を拒んでいるような所があって、ちょっと唯我独尊入っているような所があるから、いい勝負…なのかな。
捜査の方法も、読んでてハラハラするようなところがありましたし。
亜久利がずっと上司で居てくれたらもうちょっと変わっていけたんじゃないかと思います。
理想的な上司だもんなぁ…
追っているのはこちらも麻薬。
そして警察内部の不祥事。
そして佳也には麻薬に拘る理由がありました。
最後は驚くような結果に終わるんですけど…
生きてるんだから、これから良い事が待ってると思います。うん。

それにしても、相変わらず物凄いセンスでございました、由利さん…(爆)(と言うか、こっちの方が昔の話だから、未だにセンスが物凄い?)

COLD SLEEP

ビブロス・ビーボーイノベルズ
著:木原音瀬
イラスト:祭川ななを
高久透(たかひさとおる)は22歳。
8月の中頃に車の事故にあって3ヶ月。
事故の後最初に目を開けた時に看護師に名前を聞かれ…名前はおろか年齢も住所も仕事も家族の事も何も出てこなかった。
頭部打撲による記憶障害…つまりは記憶喪失になったわけですね。
その透の身元を確認して引き取ってくれたのが藤島啓志(ふじしまけいし)。
引き受けて一緒に暮らしている割に、会話はないし打ち解けているわけでもないし…
藤島さんのほうは判らないけど透はかなり気詰まりで。
そんな事はしなくていいと言われながら、家の事を少しずつやったり、食事の支度をしてみたり、コンビニでアルバイトを始めたり。
わざわざ夜の時間帯を選んだのは、昼間は家の事をやろうと思ったんでしょうか。(朝に帰ってきて寝てるけど)

暫く経ったクリスマスに、藤島が透に渡した物。
それはカメラ一式と専門学校のパンフで。
入院中から写真集などを持って来ていたので、透は藤島が写真が好きで、自分にに勉強させようと思っているのかと思う訳です。
その事で藤島と口論となり、自分の事を思い出そうと過去を調べにいきます。
そうした事で後に事件が起こるのですが…
調べて判った事は、自分が短気で喧嘩っ早くてすぐに手が出て、そして写真の専門学校に行ってカメラマンになりたいと言っていたという事。
そして過去を調べに行った事でまた藤島と喧嘩。
どうして過去を調べたり思い出したりする事を、藤島が嫌がっていた(と言うか恐れていた?)のには訳があったのですが…
それでも、寒い中、上着も着ないで必死で自分を探してくれている藤島を見て、透も素直に謝ろうと思って帰りますが…いつまでも家の中に入れないんですよねぇ、これが。
途中、とんでもない事が起こったりもしますけれど(透が記憶喪失になった原因…かな?)最後にはお互いの事もだんだん判ってきて。
(…まあ、藤島さんは多少は判ってたでしょうけど、以前の知り合いに言わせたら透は『別人』だそうですし)
一生背負っていかなければいけない事があったとしても、二人で何とかして行ってくれるでしょう。

COLD LIGHT

ビブロス・ビーボーイノベルズ
著:木原音瀬
イラスト:祭川ななを
COLD SLEEPの続編です。
今回は、透と啓志の過去編…でしょうか。
記憶喪失になった高久透(たかひさとおる)と、透の身元を確認して引き取ってくれたのが藤島啓志(ふじしまけいし)。
前作の続きからで啓志が退院し、透と一緒に家に帰ってくると用意されていたのは、啓志が好きなケーキ。(途中で落としてお皿を割ってしまうんですが。)
徹は自分の事をどう思っているのか啓志に尋ねてもはぐらかす様な返事しか貰えず、『同居人じゃなくて恋人になりたい』と言っても『記憶が戻った時に困るから』とうんと言って貰えず…
啓志は啓志で過去の事を思い返しながらも、透には自分が透にした事を告げられずに苦悩して。

今回、どちらにとっても苦悩の日々…啓志と透の過去もすごかったし。
(何よりすごいのは啓志の母。反抗する気が失せるのも判る様な…)
ある日二人が出掛けたデパートで、啓志の離婚した奥さんと娘に会い、そこから話が急展開。
奥さんがいる(離婚しているのを知らない)事を知った透は、啓志が奥さんと子供のところに戻ると言ったのを信じてマンションを出て1人で暮らそうと考え。
そして奥さんと会ったことで、啓志は連絡していなかった啓志の母親に居所がばれてしまいます。
またこのお母さんがすごい人なものだから…(汗)(でも現実に居そうで怖い)
『嘘つきの言う事は聞かない』と強引に啓志を抱いちゃう透ですが、透も啓志に置いて行かれるのが不安だったんでしょうね。
啓志の方も透に記憶が戻った時に捨てられるのが怖くて、逃げていたと言うか。
『同じ苦しいなら一緒にいて』と告げられて、こんな幸福な夢と引き換えならその後に何があろうと耐えて行ける。
と過去を告げる事を決心するわけです。

自分と透の関係やそこに関わってくる父親や母親の話…透がそれを聞いてどう思ったかはこの本には書かれていません。
続き…どうなるんでしょう?


COLD FEVER

ビブロス・ビーボーイノベルズ
著:木原音瀬
イラスト:祭川ななを
COLD SLEEP・COLD LIGHTに続いての3冊目、最終巻です。
さらに話は急展開、透の記憶が戻っています。

COLD LIGHTの最後の場面から約6年後、透は28歳になっています。
あとがきで作者様が書いていらっしゃいましたが…お友達からドメスティックバイオレンス小説と言われたとの事。
…さもありなん(苦笑)
都合よく…と言うのもなんですが、記憶が戻った事で透は啓志と過ごした6年間を忘れてしまっているわけで。
こちらの透がやりたいことは写真。
でも忘れてしまった6年の間にパティシエとしての道を歩き始め、新たな人間関係も築いていたわけですが、そちらもすっかり忘れています。
『記憶をなくすと性格まで変わるのね』と言われてしまうほど、記憶喪失中の透と記憶が戻った透…
あまりの違いに愕然。
根っこに在るのは『啓志に捨てられてしまうのが怖い』と言う事なんでしょうけど…
あまりの痛さに(啓志も精神的にも肉体的にも痛かったでしょう、あれは。)読むのが辛い場面もあったり。
最後でやっとほっとしました。
これからは2人で幸せに暮らして欲しいものです。

ビターショコラの挑発

角川書店・ルビー文庫
著:崎谷はるひ
イラスト:高久尚子
ついに出ました!
ミルクラ大人編、玲ちゃん&店長こと義一のストーリーです。
もちろん(?)希と高遠さんも出演してます。
希が大学生になっているので…ミルクラより少し時間が経ってます。

玲ちゃん&義一っちゃんのもうひとつのお仕事。
クラッシャー…トラブルシューターの『L・C』のお仕事のお話が中心。
義一が学生時代に起こしたベンチャー企業…イベント企業と並んで有名だったのが便利屋の壊し屋さん。
人材派遣の会社にまで発展したのに、あっさりと人に譲り渡し(株主だけど)『3.14』のオーナーに納まりながら、趣味で『L・C』をやってます。
そこで玲二も手伝っている訳ですが…玲ちゃんの場合はコンピュータ関係でハッキングなんかやったりしているわけです。
玲二と義一、知り合ったのはかなり昔。
高校時代に知り合って、つかず離れず、恋人だったりそれ以外の関係だったりで今まで過ごしてきているんですね。
でも義一の場合、裏で手を回して(?)いろいろと玲二のために動いていたり。
お互い両思いなのに、どこか素直じゃないです。
意地っ張りな二人だなぁと思いつつ…でもなんだかんだと仲良しさんです、二人とも。
今回、イラストが無くて残念でした…(表紙はちゃんと高久さんです)

逢えるかもしれない

オークラ出版・アイス文庫
著:春原いずみ
イラスト:麻生海
喜多野記念病院で整形外科医をしている吉永辰也(よしながたつや)は、ある日同僚の内科医・神村から刑事さんもあきれたと言う神村の同級生の話を聞きます。
その同級生は、翌週から赴任するという消化器の医者である内海尚之(うつみひさゆき)の事で。
まあ、確かに綺麗な顔をしているというのにやってる事は結構荒っぽいです、この先生…(苦笑)
弟さんは可愛いっぽいのにねぇ(ちなみに弟の名前は樹(いつきです)喜多野記念病院で理学療法科の主任やってます)

お互いに腕が良くて、探り合ってるようなところがあるんじゃないでしょうか、吉永と内海。
だって紹介状の内容読むと、イヤミとしか思えないような部分も…(爆)
でも腕がいいものだから、お互いに何とかしちゃうわけなんですよまた。
ある日骨折の中学生が運び込まれ、吉永が呼び戻されて(他の当直が手術中だったのと、整形の医者の方が良さそうだったから)手術をする事に。
内科の日直で(休日だった)出てきていた内海に手術の手伝いをしてもらうとき、何か違和感に気が付いた吉永。
そのときは判らなかったのですが、その後判った事は、内海の右肩が習慣性の肩関節脱臼だという事。
捻挫だって痛いのに(私は足首など足関係の捻挫はかなり経験してます(苦笑))脱臼なんて…凄い痛そうです。
しかも肩…腕重いだろうし、動かせないだろうし!
治療・検査をして手術をした方がと進める吉永に対し、『100じゃないなら』と断る内海。
まあ、お医者様だから自分の体のことはある程度は判るんでしょうけど…お医者さんってそんなに楽なお仕事じゃないでしょうに。
嫌がっている内海ですが、吉永がある患者の所為で病院を辞めざるを得ない状態になった為、一晩かけて説得(まあ、その前にまた脱臼して麻酔かけられて、内海にとっては不本意だったんでしょうが色々と言っちゃったこともあったので)されて、手術を受ける事に。
手術は無事に終わって(『両手で抱きつけるようにしてやる』ですよ!)他所の病院に行ってしまった吉永。

お互いずっと気になってたからぶつかってたんでしょうね。
肩の事でずっと気にかけてもらえる…というのもひょっとしたらあったのかも。
わざわざ内海ってばイブに会いに行ってるし。
このお話、シリーズ物なので(買った時は知らなかった)続編も予定されている様なので楽しみに待ちます〜v

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